2012年8月の読んだものまとめ

8月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2286ページ
ナイス数:43ナイス

空想オルガン (角川文庫)空想オルガン (角川文庫)
これまでの「部員集め」から一気に話が進んで「高二の夏」が始まり終わってしまった。そしてラストの表題作は「かつて少年だった大人」からの少年たちへの視点という異色の作品。青春ものとして今後の展開が楽しみ。また変な生徒にも出てほしいけど(笑)
読了日:08月06日 著者:初野 晴
王国の子(1) (KCx(ITAN))王国の子(1) (KCx(ITAN))
うーん、この作者がドロドロ宮廷劇を描くのか。意外だが1巻のつかみはばっちりだなあ。今後の展開が気になる。
読了日:08月09日 著者:びっけ
住職系女子(1) (BE LOVE KC)住職系女子(1) (BE LOVE KC)
雑誌で1話読んだ時から気に入ってたので単行本出て嬉しい。仏教的な「知識」だけじゃなくて家族とのつながりに活きて来るという話の作りがいいですな。
読了日:08月10日 著者:竹内七生
淋しい狩人 (新潮文庫)淋しい狩人 (新潮文庫)
ビブリオミステリ的なものを期待して読み始めたけどそういう点ではちょっと物足りない感じ。推理ものじゃなくて巻き込まれ型事件ものってことかねえ。
読了日:08月10日 著者:宮部 みゆき
HEROIZM 1 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)HEROIZM 1 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)
部活ものに近いヒーローもの。こういう作品は好き。悪役側の事情がもうちょっと出てくれるとなおいいんだけど。
読了日:08月13日 著者:壱村 仁
さよなら絶望先生(30)<完> (講談社コミックス)さよなら絶望先生(30)<完> (講談社コミックス)
何がすごいって最初に決めていたオチに向かってのこの10話のたたみかけと伏線/伏線回収。ラストを知って読み返すとリアルタイムとは全然違って見えるというところ。連載時ラストのウェディングドレスのカフカ絶望先生の中のカフカ説があったけど、このおまけ部分を読む限りでは「総体としてのカフカ」ってことなんだろうなあ。しかしカフカと先生の関係とか、男子生徒にも役割があったとか、連載時では明かされなかった秘密もオープンにするところがさすがサービス精神旺盛。次回作はどうなるのかな。
読了日:08月17日 著者:久米田 康治
絶対可憐チルドレン 31 (少年サンデーコミックス)絶対可憐チルドレン 31 (少年サンデーコミックス)
兵部と入れ替わりでやってきた京介が話のメインだけど、もう一つの中心がギリアム。兵部は憎んでいるのか哀れんでいるのか。しかし表向き退場に近いとはいえ兵部は皆本や賢木にも含めて愛されてるよな。
読了日:08月19日 著者:椎名 高志
白のころ (MARBLE COMICS)白のころ (MARBLE COMICS)
ピュアなお話ぞろい。今後の活躍が楽しみな作家さん。
読了日:08月21日 著者:三田 織
ふたごもんじゃ 2 (バンブーコミックス)ふたごもんじゃ 2 (バンブーコミックス)
浜田→香乃の話が進みつつあるところで残念ながら終了。事実上先生の出来ちゃった結婚の話で締めくくったのはちょっと唐突な感じを雑誌読んでた時は受けたんだけど、読み返してみると双子を産む先生の奥さんと香乃・奈乃の会話シーンには意味があったかな、と思った。しかしやはり終了が残念だな……
読了日:08月23日 著者:矢直ちなみ
ベイカー街少年探偵団ジャーナルI  キューピッドの涙盗難事件 (角川文庫)ベイカー街少年探偵団ジャーナルI キューピッドの涙盗難事件 (角川文庫)
ホームズの世界観を借りての少年探偵団もの……であると同時に少年の自身の秘密に向き合って成長する物語、ってことか。完結せずに続くになったのでちょっと驚いてはいたり。/少年自身が探偵にはならないので、そういうのを期待して読むとちょっと残念に思っちゃうかも。
読了日:08月25日 著者:真瀬 もと
つらつらわらじ(4) (モーニング KC)つらつらわらじ(4) (モーニング KC)
旅もそろそろ終盤か。九作や和泉の「心の旅」でもあるんだが、「気付いた」ことでさらにどう変わっていくのか……
読了日:08月26日 著者:オノ・ナツメ
イヴ愛してる 1 (バンブーコミックス)イヴ愛してる 1 (バンブーコミックス)
一見お色気コメディかと見せかけて、オカルトものであると同時に詩の引用などの哲学的要素も含んでいるなかなか独特な作品。イヴたち悪魔もまた、意味のない世界の意味を探し続けながら生きていくのか。どう化けるか楽しみ。
読了日:08月29日 著者:伊藤黒介
雛鳥トートロジィ (メディアワークス文庫)雛鳥トートロジィ (メディアワークス文庫)
この作者は純粋故の危うさを描く作品が多いけど、今回は純粋にいい終わり方だったな。
読了日:08月30日 著者:柴村 仁

2012年8月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

8月はちょっと少なかったかな。絶望先生最終巻とか、空想オルガンとか、イヴ愛してるとか個人的注目度の高い作品は多かったけど。