2015年8月に読んだもの・まとめ

2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:4443ページ
ナイス数:118ナイス

バーナード嬢曰く。 2 (IDコミックス REXコミックス)バーナード嬢曰く。 2 (IDコミックス REXコミックス)感想
相変わらず安定の面白さ。しかも神林の微百合……ていうか初めての友達に戸惑いながらうれしがってる描写がいいよなあ。あとシャーロッキアンに「マニアめんどくせえ」ってツッコむ神林、自分がそれをやってる可能性について自覚があるのかないのか(笑) 結論:この漫画は神林しおりでもっている。
読了日:8月3日 著者:施川ユウキ
住職系女子(6)<完> (BE LOVE KC)住職系女子(6)<完> (BE LOVE KC)感想
成長と家族の再生の物語、完結。葬式仏教ではない、哲学としての仏教とのつき合い方っていうのはお寺と遠い人間には新鮮な面もあったな。
読了日:8月3日 著者:竹内七生
大きな音が聞こえるか (角川文庫)大きな音が聞こえるか (角川文庫)感想
長かった……成長物語として良くできてたと思う。むしろ大人が子供?しかし坂木司作品で生々しいシーンが出てくるとは(^^;
読了日:8月6日 著者:坂木司
放課後カルテ(9) (BE LOVE KC)放課後カルテ(9) (BE LOVE KC)感想
受験ストレスと先生のトラウマと(前の学校の件は解決してはいないけど)。後書きがためになるな。
読了日:8月7日 著者:日生マユ
ひねもすふたり 1 (バンブーコミックス)ひねもすふたり 1 (バンブーコミックス)感想
引きこもり大家と天然男子高校生。一見BL手前だけどそれ以前の問題(笑)BLになったら男子高校生のほうが確実に攻。
読了日:8月8日 著者:かずまこを
昭和元禄落語心中(8) (KCx)昭和元禄落語心中(8) (KCx)感想
松田さんが明かした事件の真相。小夏は忘れたままのほうが幸せだろうな。しかし誤解したままでも八雲のことを考える小夏はやっぱり八雲の娘としか言い様がないと思う。坊はいずれ助六を継ぐことになるのかね。映像や録音で先人の芸を学ぶ、というのは時代の流れなんですかねえ。
読了日:8月9日 著者:雲田はるこ
海月と私(4)<完> (アフタヌーンKC)海月と私(4)<完> (アフタヌーンKC)感想
種明かしとサスペンス。娘?と思わせておいて実は自分が部外者だった、ていうのもそれなりにショックでかいかもしれん(笑)後日談の「逃げろ……おやじ」に笑った。肉食系女子?(笑)
読了日:8月9日 著者:麻生みこと
VSルパン 2 (フラワーコミックスアルファ)VSルパン 2 (フラワーコミックスアルファ)感想
カリオストロ伯爵夫人編。ルパン(三世のほう)の元ネタはここかーと思いつつ。この巻ではまだ完結してないのだが次巻が来年(いや増刊が年3回だから仕方ないんだけど)……先が長すぎる。
読了日:8月13日 著者:さいとうちほ
あめつちだれかれそこかしこ 2 (アヴァルスコミックス)あめつちだれかれそこかしこ 2 (アヴァルスコミックス)感想
夏目友人帳のごとく人外がしょっちゅう訪ねてくる家。学校が始まって家の外の話も増えてきた。「神棚を大切にする習慣」に自分のルーツを見いだす、というエピソードからいって、青司のアイデンティティ形成の物語の側面もあるってことなんだろうな。
読了日:8月13日 著者:青桐ナツ
王とサーカス王とサーカス感想
歴史的な事件のそばで起きた殺人事件、というミステリーを扱ってはいるものの、主題はそこになく、報道とは何なのかをジャーナリストである主人公に自問させるための物語。報道の、正確にはそれに限らず誰かの行動がめぐりめぐって誰かの人生に影響を与えてしまう事実。むしろ社会派小説に近いか。重厚な物語だけど一気に読み進めざるを得なかった。
読了日:8月16日 著者:米澤穂信
王国の子(6) (KCx)王国の子(6) (KCx)感想
不信と周囲の暗躍と。あの時エリザベスが元気で王宮に戻っていたとしても別の手を打ってただろうしなあ。復讐に燃えるジェイン、あの構図だとジェインがエリザベスを恨んでいるように見えてしまうんだけど……この先ジェインがどう絡んでくるのかちょっと見えない。ロバートの演技がプラスになるかどうかもちょっと危うい予感もあり。
読了日:8月16日 著者:びっけ
こいいじ(2) (KC KISS)こいいじ(2) (KC KISS)感想
新しい恋の始まり、のようでいて未練はあるし、恋愛対象にはみれなくても家族になる可能性は0ではないという気もするし(娘の方はそれを期待してるし)、落ち着くところに落ち着きそうな気はするんだけど。
読了日:8月17日 著者:志村貴子
神のみぞ知るセカイ on the train+パイロットフィルムズ (少年サンデーコミックス)神のみぞ知るセカイ on the train+パイロットフィルムズ (少年サンデーコミックス)感想
アルバトロスのパイロット版はたぶん初めて読んだ。神のみ以外は読み切り版とだいぶ変わったなあ(神のみも女神編以降の展開は予想しなかったけど)。連載に繋がらなかった読み切りも読んでみたい。
読了日:8月18日 著者:若木民喜
トクサツガガガ 2 (ビッグコミックス)トクサツガガガ 2 (ビッグコミックス)感想
「てれびくん」買いに行く話含め基本的に笑うところが多いんだけど「なぜ『帰って寝たい』は用事として認められないのか?」っていう回の妙な説得力がすごい(笑)
読了日:8月18日 著者:丹羽庭
パレス・メイヂ 4巻 同人誌付き特装版 (花とゆめコミックス)パレス・メイヂ 4巻 同人誌付き特装版 (花とゆめコミックス)感想
身分違いの恋もまた世の人の好むところではありますが……鹿王院宮もまた真剣な恋だというのがわかるエピソードもまたよし。今回のには未収録だけど、宮もまた帝の退位後の外交を応援するつもりはたぶんあるのよね。そしてもう一つの目玉、公式同人誌。どれもよかったけど特に大崎梢坂木司、どちらもファンなのでそれぞれの小説が掲載されたというだけでもうれしい。
読了日:8月21日 著者:久世番子
tutti! 1 (少年サンデーコミックス)tutti! 1 (少年サンデーコミックス)感想
俺様系音楽男子で「元」神童(挫折後)を主役に持ってきたというのは音楽部活漫画では割とユニークなんじゃないだろうか。そしてライバルが女王様という、ある意味プライドのぶつかり合い(笑)個人のミスはともかくとして、全体のレベルを上げる方向に連載のほうは動いてて、こっちは割とオーソドックスな音楽漫画の流れではあるけど。しかし絶対音感持ちも苦労するなあ(いや普通レンジの音にまで文句つけません)
読了日:8月22日 著者:片桐了
トクサツガガガ 3 (ビッグコミックス)トクサツガガガ 3 (ビッグコミックス)感想
オタクあるあるからさらに一歩進んで、いろんな楽しみ方があるしどこかで支えになってることもあるんだよ、という話も増えてきた感じ。雑誌で読んでると北代さんの正体がわかってるけど、この時点だと普通に怖い人だなあ。
読了日:8月24日 著者:丹羽庭
高杉さん家のおべんとう 10 (MFコミックス フラッパーシリーズ)高杉さん家のおべんとう 10 (MFコミックス フラッパーシリーズ)感想
長い連載の間に登場人物たちもしっかりと年齢を重ねていったんだなあとしみじみ。なつ希ちゃん始め周囲にいろんな人たちがいたから成長できたという感じもする。収まるべきところに収まったというところ。
読了日:8月28日 著者:柳原望
最後の晩ごはん 刑事さんとハンバーグ (角川文庫)最後の晩ごはん 刑事さんとハンバーグ (角川文庫)感想
仁木さんいろんな意味で健気だ。独身だったら口説いてもいいかなと思ってただなんて(笑)しかしストーカーの話はしゃれにならんよな……
読了日:8月28日 著者:椹野道流
恋と軍艦(8)<完> (講談社コミックスなかよし)恋と軍艦(8)<完> (講談社コミックスなかよし)感想
西さんらしくラストに一波乱あっての終了。恋へのあこがれとほんとの初恋の違い、という意味では間違いなく「なかよし」の漫画だったんだろうなあ。後日談含めて晶の決意〜悩みってのは自身の経験と重ねてるんだろうなあ。後日談のラストは希望が持てる感じでうまくまとめたな、というところ。
読了日:8月30日 著者:西炯子
マリーマリーマリー 2 (マーガレットコミックス)マリーマリーマリー 2 (マーガレットコミックス)感想
面白い夫婦だよなあ。でも今回の収録で一番気に入ったのは楽器屋の葬式の話。クソジジイと呼ばれまくって、でも愛されてたとも言える。亡くなった本人もまあ満足してたんじゃないですかね。
読了日:8月31日 著者:勝田文

読書メーター

大作「大きな音が聞こえるか」「王とサーカス」あり、完結作品あり、年1回以下の頻度でしか出ないであろう作品あり。