2013年の個人的漫画小説を振り返る・その2
サンデー系
- 今年はアニメ化の多い年だった。「絶対可憐チルドレン」「神のみぞ知るセカイ 女神篇」は見ましたがどちらもファンとして申し分なく。
- 「銀の匙」を筆頭に「絶チル」「神のみ」は安定した面白さ。
- 「銀の匙」は2年生編をやるかどうか気になるところ。
- 「絶チル」はこれで中学生編終わりになるのかなあ、という感じ。どちらかというとチルドレンや皆本の物語、というよりは兵部やユーリの物語の要素が強くなっているけど、二人の問題がそれぞれ片付いたかに見える今、高校生編?でどう展開するかが気になる。
- 「ハヤテのごとく!」は以前ほどの勢いは無くなったなあ。アーたん救出あたりでクライマックス迎えちゃったからかね。バトルも絡むような話は今後あるみたいだけど。
- 「月光条例」は年内に終わらなかった(笑)
- 「國崎出雲の事情」が完全に「少年誌に載ってるBL」になってるんだけど、腐ってない読者の反応ってどうなんでしょうかね。内容的には安定して面白いのだが。
- 秋〜冬の新連載は個人的にはあまりヒットせず。「氷球姫」は今のところ楽しめてるけど。あ、「BIRDMEN」はもちろん別格です。
- その「BIRDMEN」、月1連載に落ち着いて、残念ではあるけど作者が無理するようだと困るからなあ。コメディ要素を交えつつも骨太な展開で今後の展開に期待。
- 「アナグルモール」はやっと復活したと思ったら……やっぱり連載長期中断から再び軌道に乗せるのは難しいんだなあ。
- ゲッサンでは「ひとりぼっちの地球侵略」「ハレルヤオーバードライブ」が二代筆頭だったところに「LES MISERABLES」が参戦。「LES MISERABLES」のジャン・ヴァルジャンの転落と再出発にあたる1巻の見せ方の迫力が見事。
少女漫画系
- 「夏目友人帳」は大きな話を予感させつつも個別の妖絡みの日常を積み重ねてる。隔月化で大きな話のほうはどうなるか?
- 「大奥」はまさかの急転回。「史実と合わせる」という事情を考えれば女性将軍は無理だったんだろうな、とは思うけど。しかし松平定信が6年で失脚してたとは知らなんだ。
- 「そこをなんとか」も恋愛要素入って来るのかなあ。来そうで来ない感じもするけど。
- 別花では「いつ天」に加え「パレス・メイヂ」「嘘解きレトリック」が面白い。
- 迷走する不惑、の「姉の結婚」は本当に着地点が見えない。それだけに気になる。
- 「町でうわさの天狗の子」が急展開と思わぬ解決法(のび太の大魔境的な……)でエンディング。しかしその時まで瞬ちゃんは修行しなきゃいけないんだよなあ……
- 「花食う乙女」は1巻分で完結してしまってもったいないなあと思う。
- 「逃げるは恥だが役に立つ」は結婚の話であり仕事の話であり。こちらは落ち着くべきところがわかるのでその過程を楽しんでます。
4コマ系
その他の漫画
- 施川ユウキでもう一本。「バーナード嬢曰く。」は「ビブリオコメディ」とも言うべき新しいジャンルを切り開いたのではなかろうか(大げさ)。というか表紙で笑いますよねまず(笑)
小説
- 「リカーシブル」、「折れた竜骨」(文庫版)、「ようこそ授賞式の夕べに」は好きな作家でもあるし読み応えあったなあ。
- 「ウィンター・ホリデー」が12月に文庫化しなかったのが残念。
- 「はたらく魔王さま!」はアニメを気に読んだけど面白い。ちょうど一区切りついたところなので今後の展開が気になる。
ただ、今年は漫画・小説とも新規開拓があまりなかったなあ。年々その傾向が強くなってる気がするのでなるべくアンテナを広げたいところ。